OK!今回はSEO対策にみんなが使っているツール、googleアナリティクスとgoogleサーチコンソールの違いについて学んでいこう!
こんな方におすすめ
- アナリティクスとサーチコンソールの違いを知りたい
- アナリティクスのどこを見たらいいかが知りたい
- サーチコンソールおどこを見たらいいかが知りたい
- WEBの数値分析ができるようになりたい
Contents
まず、WEBメディア(WEBサイト)における分析ツールの重要性を理解しよう
WEBメディア(ブログやその他WEBサイト)にとって、分析ツールを活用することは非常に重要な工程です。改善を怠れば、メディアの衰退に繋がり、しっかりと活用すれば、PV数のアップやリライト記事の正しい選定が行えるようになります。
そもそもWEBメディアとは
WEBメディアという言葉自体に定義はないようですが、Mediumの複数形であるメディア(Media)には「中間」「間に入って媒介するもの」などの意味があり、それが転じて「情報の媒体」である新聞やテレビなどをメディアと呼ぶようになったのが語源のようです。
つまりWEBメディアとは「なんらかの情報を発信しているWEBサイトなどの媒体」ということです。考え方によっては、WEB上で公開されているものはすべてWEBメディアであるともいえるでしょう。
ではさっそく、WEBメディアにとっての分析ツールの重要性を細かく理解していきましょう。
改善を繰り返さなければ、そのWEBメディアは衰退していく
WEBメディアは育成していことが大切です。自分のメディアを育てていくうえで、まず取り掛かるべきことは、そのメディアの強み、弱みを客観的に把握することです。
強みを見つけることで、新しい記事の執筆する方向性や記事のジャンルなども見つけることができ、弱みを見つけることでそのメディアに必要でない記事なども発見することができます。
逆にこの部分を放置して、ただ記事の本数を増やしているだけだと、他のメディアが優位となり、衰退に繋がってしまいます。そうならないためにアナリティクスやサーチコンソールなどの分析ツールをしっかりと活用する必要があります。
分析ツールを使う理由やメリットに下記のようなものがあげられます。
新規記事の構成、方向性を決めるため
メディアのどのページで読者は離脱しているのか、関心の高いキーワードは何なのか、流入・売上の多いページの法則はどこにあるのか、といった情報を分析ツールから読み取ることで、新規記事の構成や方向性が決められます。
何となく新規記事の執筆方針を決めるのと、確固たる戦略の下で記事執筆を進めるのでは、意味合いが大きく変わります。PV数の増加など目に見える部分だけでなく、何がダメで次にどうすればいいか、というように検証の精度とそれ以降のアクションを明確化することもできます。
リライト記事の選定のため
SEO対策において、新規の記事を増やすことを最優先に考えがちですが、記事をリライトすることも大切です。
PV数が多いにも関わらず検索順位での表示順位が低い場合や、狙っていないキーワードからのアクセスで記事が良く見られている場合は、そのキーワードをタイトルや見出しにいれたり、ニーズに即した情報を追記することで、アクセスの増加を見込むことができるからです。
せっかくメディアで公開している記事であれば、公開したまま放置するのではなく、効果的なリライト施策を行い、流入数を増加させることが重要でしょう。
施策の効果検証のため
施策や戦略をしっかりと検証することも重要な工程です。アナリティクス、サーチコンソールで分析して見えた課題に対しての施策による効果を数値面で測ることで、次の施策に生かすことができます。
下記ではSEOに使える無料ツールをご紹介しています。
こちらもCHECK
-
-
3つのタイプ別キーワードと無料で使えるSEOキーワードツール4選
続きを見る
アナリティクスとサーチコンソールそれぞれの違い
WEBメディアにおいて、分析ツールを活用する重要性を理解したところで、
次に、アナリティクスと、サーチコンソールを実際どのように使っていけばいいのか、それぞれの違いと活用方法についてを学んでいきましょう!
アナリティクス、サーチコンソールそれぞれの違いを簡易的に説明すると以下のようになります。
根本的な違いを理解したところで、次にそれぞれのツールの着目するべきポイントについて学んでいきましょう!
アナリティクスで着目するべきポイント
- 平均滞在時間
- 直帰率
サーチコンソールで着目すべきポイント
- 想定していなかったキーワードが含まれているかどうか
- 検索キーワードの「表示回数」「クリック率」「掲載順位」
それぞれを詳しく解説していきます。
Googleアナリティクスの活用方法
アナリティクスは膨大なデータを収集することができるため、要点を把握していなければ、何の数値をどのように分析していいかが分からなくなってしまいます。まずは最低限把握すべき、2つの数値を見ていくようにしましょう。
- 平均滞在時間
- 直帰率
数値の出し方の手順
- 左側にあるメニュー
- 行動
- サイトコンテンツ
- すべてのページ
上記の順にクリックしていけば必要な数値が表示されます。
平均滞在時間
平均滞在時間は1ページあたりに読者がどれくらいの時間ページに滞在しているかを表す指標です。
具体的には、【平均セッション時間】と【平均ページ滞在時間】の2種類がありますが、ここでは【平均ページ滞在時間】に注目していきましょう。
ただし、アナリティクスはユーザーが最後に見たページの滞在時間が仕様上の都合で計測不可能になっており、実際に滞在した正確な時間をカウントすることができないので、注意が必要。
さらに、考えてみてください。必ずしもアナリティクスで表示される滞在時間が長い方がよいというわけではありません。
例えば
- ランディングページとして機能しており、滞在時間が短い
- サイト内で迷子になっているから滞在時間が長い
上記のことから「滞在時間」を分析する際には「相対比較」や「施策前と試作後」など、比較対象となるものがあることでより具体的に改善案が導き出せるようになります。
直帰率
直帰とは、サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのことです。
直帰率は1ページ目(ランディングページ)で読者がサイトを立ち去った割合を表します。
直帰率が高いということは他のページに回遊せず、そのままサイトから立ち去った人が多いというわけですね。
この直帰率が高い理由は以下のようにいくつか考えられます。
直帰率が高い原因にあげられるもの
- ユーザーにとって記事の情報が思っていたものと違う
- WEBメディアのデザインや読み込み速度、導線などに欠陥がある
- 読みづらい、面白くない
- 内容が薄すぎる、専門的すぎる
実は上記以外にも、ユーザーがそのページの情報で満足したため、直帰するというケースも考えられます。
平均滞在時間と直帰率の読み解き方
それでは具体的に、平均滞在時間と直帰率をもとにひも解いてみましょう。
例えば、
平均滞在時間が短く、直帰率が高い場合はユーザーが期待したタイトル通りの記事になっておらず、内容かタイトルのどちらかを変更する必要があるかもしれません。
また、平均滞在時間が長いにも関わらず、直帰率が高い場合はユーザーが満足しているその記事で満足したといえるかもしれません。
このように、2つの数値着をもとに、どのページにどのような問題があるのかを考察して、リライトするべき記事を選定することが可能となります。
サーチコンソールの活用方法
サーチコンソールでは、WEBサイトを訪問するユーザーが検索しているワードは何か、さらにキーワードの検索順位の状況を把握できます。
サーチコンソールのメニューにある検索パフォーマンスからGoogleの検索上でそのWEBサイトがどれだけ閲覧され、どれだけクリックされているかがわかります。
検索クエリや平均掲載順位もわかります。サーチコンソールで着目すべきポイントは大きく以下の2点となります。
- どのようなキーワードで検索されているか
- 検索キーワードの「表示回数」「クリック率」「掲載順位」
どのようなキーワードで検索されているか
サーチコンソールでどのようなキーワードで検索されているかをチェックする上で、着目する点は【想定していなかったキーワード】を見つけることです。
そのキーワードこそが、読者の潜在的なニーズであり、そのようなキーワードを見つけて、タイトル・見出しに追加することで、さらなるSEO効果を得ることができるようになります。
表示回数、クリック率、掲載順位
検索パフォーマンスでは、検索キーワード別の「表示回数」「クリック率」「掲載順位」が確認できます。
これらの指標を組み合わせて考察していくことで、問題点や改善点を見出すことができます。
例えば、掲載順位が高いのにクリック率が低いワードがあった場合、検索結果で上位に表示されているにも関わらずクリック率が低かったり、クリックされる回数が少ないということは、「タイトルや説明文を瞬時に見て判断して、このページに求めている情報はなさそう」とユーザーに判断されてしまっているなど、タイトルやディスクリプションに問題がある可能性も考えられます。
さらに、実際にそのキーワードで検索をしてみて、どのようなタイトル・ディスクリプションのページが上位に表示されているかを確認し、読者がそのキーワードに対してどのような情報を求めているのかを推測しながら、適切なタイトル・ディスクリプションを設定することでパフォーマンスが改善される可能性もあります。
WEBメディアの目的に応じた活用をしよう
また、分析ツールを活用する上で重要なのが、メディアの目的に応じて使い分けるということです。
- 商品購買などのコンバージョン獲得
- より多くのPV数(閲覧数)の獲得
- ユニークユーザーの増加
どこに目的や目標を置いて、WEBメディアを運営しているのかによって、分析ツールの使い方は大きく異なります。
例えば、コンバージョン獲得が目的である場合は、どのページがコンバージョンページへの遷移に繋がったのかをチェックする必要があります。この時に、PVを増やすのがメディアにとって得策なのか、コンバージョンに繋がりやすいようなデザイン設計を施すのか、どんな施策がメディアにとっての得策なのかをしっかりと分析し、成果につなげましょう。
下記ではSEOキーワード選定に使えるツール、googleのキーワードプランナーについてまとめました。併用しながら実践することでより強いメディアに近づくのではないでしょうか。
m
こちらもCHECK
-
-
【初心者ブロガー必見】キーワードプランナーの活用法。SEOで狙うべき検索ボリュームの目安
続きを見る
まとめ
WEBメディアを運用する上で、PV数や売上を上げるために非常に重要になる分析ツールのアリティクスとサーチコンソール。この2つを上手く活用することで、メディアのPDCAサイクルを潤滑に回すことができ、より強固な、SEOに強いメディアにしていくことができます。